突然終わるかもしれないブログ

確率や統計の内容について記事を書く予定です.

反例?

松島多様体で自明とあった補題.(前の記事参照→ Sardの定理 (続き) )


反例らしきものが出来たので.


まず多様体として というものを考える.ただし には通常の位相をいれ, に離散位相を入れたものとし,多様体は直積位相をいれたものとする.

座標近傍系 は以下のように取る.


このとき はHausdorff空間で(Hausdorff空間の直積はHausdorff空間になる),座標変換はRからRへの恒等写像のある開集合への制限であるから,これは1次元 多様体となる.

ここで写像  とする.これは多様体間の 写像である.

とすると,Aは の測度0の集合であるが, でこれは測度0でない.よってこれが反例である.


なんか穴があるかもしれないけど,第二可算公理がないとやはりなんかダメな気がする.