突然終わるかもしれないブログ

確率や統計の内容について記事を書く予定です.

共変微分と平行移動

多様体Mの線形接続, (IはRの開区間)とする. を接空間 からへの写像で, に沿って平行移動したものとする.このとき に沿う共変微分

と表されることを示せ.という問題です.本によっては(野水,甘利など)平行移動から,上の式で曲線に沿う共変微分を定義しているみたいです.


[証明]

と置くと, は線形同型写像であるから の基底である. とすると (初期値)であるから

一方

よって証明が終わる.