突然終わるかもしれないブログ

確率や統計の内容について記事を書く予定です.

確率積分における部分積分の公式

Problem3.3.12

, を連続セミマルチンゲールとし,

とする.ただし,M,Nは連続局所マルチンゲール,B,Cは適合した連続で有界変動な過程とする.また とする.このとき以下のような部分積分の公式が成立する.

[証明]
, とし, とする.このとき伊藤の公式より

同様に として伊藤の公式より

2つの式の片々引いて整理すると

を得る.[証明終]