突然終わるかもしれないブログ

確率や統計の内容について記事を書く予定です.

2014-01-01から1年間の記事一覧

Ridge回帰とLasso

Ridge回帰とLassoの簡単な方法の紹介です(メモ).Rのパッケージglmnetを使って簡単にできます*1. Ridge回帰とLasso 線形回帰モデルとは \[ y=X\beta+\varepsilon,\quad y\in\mathbf{R}^n,\quad X\in\mathbf{R}^{n\times p},\quad \beta\in\mathbf{R}^p,\q…

混合正規モデルに対するジェフリーズ事前分布

ある論文を読んでいたらジェフリーズ事前分布に基づく事後分布がimproperな例が載っていたので. 設定はシンプルです.以下のような一次元のパラメトリックモデル$\{p(x|\theta)|\theta\in\mathbf{R}\}$を考えます.\[ p(x|\theta)=\frac{1}{2\sqrt{2\pi}} \…

Contrastive Divergence 法

Contrastive Divergence法 (Hinton, 2002)について少し勉強したので,そのまとめです. Contrastive Divergence 法とは (確率的な)最適化方法です.正確には正規化定数が分からない(求めるのが困難)確率分布のためのパラメータの最尤法です.特にBoltzma…

再生核ヒルベルト空間(その2)

Reproducing Kernel Hilbert Spaces in Probability and Statistics作者: Alain Berlinet,Christine Thomas-Agnan出版社/メーカー: Springer発売日: 2003/12/31メディア: ハードカバー クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見るの勉強まとめ(4章)…

再生核ヒルベルト空間(演習その1)

演習問題のまとめその1(第1章)です.[9]$K$を$E\times E$上の正定値関数とする.$E$上の関数$f$が$K$を再生核に持つRKHS$\mathcal{H}_K$の元であることと,ある正の定数$\lambda$が存在して$K(s,t)-\lambda f(s)\overline{f(t)}$が正定値関数であること…

再生核ヒルベルト空間(まとめその1)

Reproducing Kernel Hilbert Spaces in Probability and Statistics作者: Alain Berlinet,Christine Thomas-Agnan出版社/メーカー: Springer発売日: 2003/12/31メディア: ハードカバー クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見るの勉強(Exercise)の…

library(sde) (R)

Rのパッケージ,library(sde)の紹介です.このパッケージでは確率過程のシミュレーションが簡単にできます.たとえばブラウン運動を発生させたければ > BM function (x = 0, t0 = 0, T = 1, N = 100) という関数を使うことで, 初期値$x$,初期時刻$t_0$,最…