ベクトル束に同伴する主ファイバー束の位相
をn次元可微分多様体, をr次元ベクトル束, ( はファイバー)とし,
とする.また を局所座標近傍系, に対し とする. を局所的切断とする.つまり 局所標構場とするとき, ( は標準基底)とする.ここで
とすると,全単射となる.
Proposition1
の部分集合 が開集合であることを,
と定義する.開集合全体を とすると, は開集合系の公理を満たす.
証明
任意のαに対して
証明
Mの任意の開集合Vと任意のαに対して
証明
位相の定義より明らか.[証明終]
Propositon4
はハウスドルフ空間である.
証明
の相異なる二点 をとる. のときは多様体がハウスドルフ空間であることから,開集合で分離される.のときは が同相で, がハウスドルフ空間であるから開集合で分離される.[証明終]
は微分可能である.
証明
とベクトル束の変換関数が微分可能であることから従う.[証明終]